途上国支援

JICA事業

JICA事業

連盟では1980年~2021年まで独立行政法人 国際協力機構(JICA)より「地域活動としての知的・発達障害者支援」コースを受託し、全世界を対象に研修員を受け入れ約2か月間に渡って研修を実施してきました。(委託終了)

この研修では、近年は以下のような目標と成果を設定し、研修コースを実施してきました。

目標

知的・発達障害者を支える地域活動を促すための活動計画が作成され、所属組織で共有され、事業化される。

成果

  1. 知的・発達障害者が、非障害者同様、人権を有していることを理解する。
  2. 公的支援が十分でなくとも、地域の理解と適切な支援の提供により、知的・発達障害者の社会参加が可能であることを理解する。
  3. 自国の相互扶助精神が、弱者支援の資源として有効であることに気付く。弱者支援における住民活動の役割と可能性を知る。
  4. 住民活動による知的・発達障害者支援事業の作り方、支援方法を習得する。(PLA手法の取得)日常的な地域活動により知的・発達障害者の支援をすることが可能であることを知る。帰国後の事業を計画する。(活動計画の作成)
  5. 事業化の交渉力を獲得する。(在外補完研修)

研修コースの内容

  1. 本邦研修
    (1) 講義/視察 
    ア.インクルーシブ/特別支援教育
    イ.リハビリテーション
    ウ.啓発活動
    エ.雇用促進
    オ.障害当事者の自己啓発
    カ.自立生活 等
    (2) 討論/分析 自国の知的障害者を取り巻く環境に関して
    (3) PLA(参加型学習と行動)手法の習得
  2. 在外補完研修(カンボジア)
    (1) PLA 手法の適用(カンボジア農民とともに)
    (2)活動計画の作成
  3. 帰国後
    (1) 活動計画の所属組織との共有
    (2)活動計画の事業化